コネクションプラクティス

新しいコミュニケーションのテクニック

”共感”

誰かとコミュニケーションを取るとき…
◎相手に寄り添う
◎思いやる
◎相手の気持ちを考える
それが共感だと学んできました。

でも実はこうして教えられてきた”共感”は片手落ちなのです。
もし本当にそれが正解なら、どうしてコミュニケーションに苦労する人がこんなにたくさんいるのでしょうか?

”共感”を一生懸命実現しようとするのに、できなくて苦しんでいませんか?

共感のためのキーワードは

”感情”

感情は「隠すもの」「押しこめるもの」?

日本人特有の性質として、上手に人付き合いをするには自然にそのようになる傾向があります。
また学校や集団の中で上手に人と付き合うためのコツとしてそのように教えられます。
もっと小さなころから、大人の顔色を窺って感情を押し殺してしまう例もあります。
感情を出さないで、ポーカーフェイスでいることがいつしか美徳になってしまっているのかも知れません。

自分とのコミュニケーション

他人とコミュニケーションを取る前に、他人に共感する前に、まずは自分とコミュニケーションを取ることが必要。
感情を隠し自分に鞭を打って黙らせる…それは”自分自身とのコミュニケーションを暴力的に断絶する”ということ

まずは自分とつながる、つまり、自分の感情を聞いてあげることからコミュニケーションはスタートするのです
自分に共感できてこそ、人にも共感できるのです。

感情を表現する

例えば人前で言葉にすることだけが「表現」ではありません。
文字で書くこと、絵で描くこと、歌うことだって表現方法の一つ。
もし感情を表す言葉を簡単に選ぶだけならできそうな気はしませんか?

私のニーズは?

ひとつの感情には必ずひとつの「ニーズ」があります。
物理的な必要性としての「ニーズ」という言葉とは少し違います。

「悲しかった(←感情)のは理解が欲しかった(←ニーズ)から」
「不安だった(←感情)のは仲間として含まれたかった(←ニーズ)から」
のように、その感情を感じたとき、”こうだったら納得し満足した”という、自分が欲しかったものがニーズです。

我慢して押しこめたものは「納得したつもり」であって、本当の納得ではありません。
納得しない思いや考えを抱いたままいるとどこかでジレンマが発生し、また処理しきれない感情を積み重ねてしまう…この繰り返しによって「私はダメだ」というレッテルを自分に貼ってしまうこともあるのです。

”自分に共感する”とは

こうして自分の感情とニーズを自分自身で聞いてあげることを「自分に共感する」と言います。

ともすれば誰かに聞いてもらわないといけないような気持ちになり、
・愚痴になってしまって自己嫌悪
・求めていないアドバイスをされて余計に落ち込む
・マウントされたり叱咤激励されて疲れてしまう
のようなことも起こります。

他人とのやり取りではなく、自分自身とのやり取りで納得できる、満足できる、安心できるということがコミュニケーションの最初のステップです。

 

もう一つのキーワード

”洞察”

自分自身に共感し納得して穏やかな気持ちになれると、どうすれば良いかをいつも自分に尋ねることができるようになります。
「ひらめき」に似たその答えは”洞察”と言います。

よく”直観”や”第六感”などと言われるもの、つまり「ひらめき」はけして偶然や創造ではありません。
脳と心臓はつながっていて、連携して物事を考えている…
心臓にも神経ニューロンが存在し、脳と同じように思考している…
アメリカ政府も出資するハートマス研究所で、そんな研究がなされています。

「ハッとする」「ドキッとする」「嫌な感じがする」などの直観と言われる感覚は、心臓の思考なのです!
ただ私たちはそれを「偶然だ」と処理して信じていません。
心臓を否定し、脳が先行するので、不一致で心地が悪い感覚=葛藤が起きます。
葛藤の末、感情が形成されます。
実は、この心臓と脳を連携して使えるようになると納得のいく答えが出るのです。

洞察のためのテクニック

脳と心臓を繋ぐのは”クイックコヒーランステクニック®”

呼吸法とちょっとしたコツを身に実践することで洞察を得ることができる状態を作り出すテクニック。
脳と心臓の連携状態は機械を通して計測できます。
もちろん、練習次第でどんどん上達していきます。

共感+洞察で

コミュニケーションは苦手じゃなくなる

自分に共感する方法を身につけたら、つまり自分とコミュニケーションできるようになったら、同じように誰かとコミュニケーションしてみましょう。
感情とニーズに意識的につながることで「共感」がもたらされ、クイックコヒーランスで「洞察」が導かれます。

これまで、さまざまなコミュニケーションの概念は教えられてきましたが「考え方の問題」というところで躓いてしまうことが多かったかもしれません。
共感と洞察という簡単で具体的なコミュニケーションの方法は心強いツールです!

コネクション・プラクティスを学んでみませんか?

コネクションプラクティスはNVCの「共感」のスキルと、ハートマス研究所のクイックコヒーランステクニックを使った「洞察」を合わせたコミュニケーションのための方法です。

感情とニーズに意識的につながることで「共感」がもたらされ、クイックコヒーランスで「洞察」が導かれ、その相乗効果でさまざまな状況にしなやかに対応できるようになります。

コネクションプラクティスの効果

  • 心が乱れても1~2分で穏やかになる
  • 自分や相手への思いやりの気持ちが湧き上がる
  • 新しい視点が得られる
  • 個人の力が無駄なく継続して高まる
  • レジリエンス(回復力・しなやかさ)が養われる
  • ストレスの即解消
  • ネガティブな感情からの解放
  • 感情バランスの維持
  • 対立の創造的解決

こんなとき・こんな人に使える!

  • 自分の気持ちや感情とうまく付き合いたい
  • 人とのコミュニケーションをラクにしたい
  • 創造性を高めたり発揮するための方法を知りたいとき
  • 立ち直る力やしなやかさが欲しい
  • 本当に受け取ってほしい大切な気持ちを伝えたり受け取ったりしたい
  • 対立やすれ違いを解決したい
  • モチベーションを上げたい
  • 過去の出来事やトラウマから解放されたい
  • 自分自身の人生を取り戻したい

様々な立場や職業の方のお役に立ちます

  • 教育に関わる方
  • 組織の役員やリーダー、リーダー候補の方
  • 会社の中で人とかかわって仕事をする方
  • 子育て中のお母さん
  • 育児に関わる方
  • 大切な人との間に問題を抱えている方
  • カウンセリングやヒーリングがお仕事の方

その他、リーダー研修や企業研修として、先生と子供のコミュニケーションスキルとして、PTAの研修としてなど。

コネクションプラクティスをもっと知りたい!

 

講師:いわた明珠(みょうじゅ)

2017年コネクション・プラクティス認定講師資格(ラスール)取得。
同年から岐阜県各務原市のヒーリングスペースHarumoniaにて、コネクションプラクティス基礎コースを開催。
メンターとして講師を目指す後進の指導にもあたる。

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